イベント担当は要チェック!ケータリング手配の注意点

お久しぶりです、イベントディレクターの河本です。

イベントを開催するにあたり、懇親会や交流会での食事やランチョンミーティングなどでの食事、

リフレッシュメント(軽食)などをオーダーする場合があるかと思います。

懇親会や交流会では立食スタイルが主になるかと思いますが、

着席スタイルやランチョンミーティングの際には、

個別のお客様のアレルギーや宗教、主義によって個別の対応が必要です。

今回はそういった場合にどのような対応をすればいいかを考えてみたいと思います。

ベジタリアンの方がいらっしゃった場合の注意点

私の場合ケータリングを手配する際には必ず、参加者の中にアレルギーをお持ちの方がいないか、

ベジタリアンの方や宗教で禁じられた食材がある方はいないかを確認します。

すると、お客様から「ベジタリアン用を◯◯食お願いします。」という連絡があったりするのですが、

一言でベジタリアンと言っても、食生活は人や国などによって随分変わってきます。

そもそも『ベジタリアン』とはどのような方たちを指すのでしょうか。

よく勘違いされている方がいらっしゃいますが、「ベジタリアン=野菜だけを食べる人」、
「ベジタリアンの語源はベジタブルからきている」というのは間違いです。

まず語源についてですが、英語で野菜を表すベジタブル(vegetable)が語源ではありません。
その語源は「活気のある、健全な」を意味するべジタス(vegetus)というラテン語から来ているそうです。

そうですよね!「ベジタブル」からきてたら「ベジタブリアン」になっちゃうような気がしますね。

むしろ、vegetusからvegetableという言葉が生まれたようです。

また、ベジタリアンの主なタイプについては以下の図にまとめました。ご覧ください。

catering_img_01

「ベジタリアン用を」とオーダーを受けた場合、どのタイプの方かというのは確認したほうがいいですね。

ちなみに、会議施設やホテルで用意されるベジタリアン用のものは

ビーガンの方でも食べられるものが提供される場合が多いです。

ですが、メニューは必ずチェックしましょう。

「ハラル」対応

また、海外の方などが多く出席される会議などでよくあるのですが、

イスラム教徒の方向けのハラルのお食事をご希望される方がいらっしゃいます。

ハラルとは、アラビア語で「許されている」という意味の言葉です(ちなみに、反対語は「ハラム」)。

モノや行動が神に許されているかどうかというイスラム教の判断基準ですね。

ハラルには、食材だけでなく加工や調理、保管や輸送に関しても一定の作法が要求されます。

その場合は、専門の方に相談するのがいいでしょう。

先日、国際会議のイベントの運営があり、

イスラム教徒の方と思われるお名前を何名かお見かけしたので

「昼食にハラルお弁当をご用意する必要がありますか?」と確認したところ、「いらない」とのお返事でした。

自分の勘違いかな?と思いイベント当日を迎えて気づいたのですが、

ちょうど『ラマダン(断食月)』の時期だったのですね。食事もお飲み物も摂られない方が数人いらっしゃいました。

優れた顧客体験創出のために

いかがでしたか?

「イベントの本筋とは関係ない部分で、

ごく一部の人のためにそんなことまで考えなければいけないのは面倒臭いなあ…」と思うかもしれません。

確かに、こうしたイレギュラー対応は、正直手間がかかります。

一括で人数分を手配してしまえたら、どれだけ楽でしょう。

それでも、主義や主張、宗教などをお持ちの方にとっては重要なこと。

アレルギーの場合、命に関わるおそれもあります。

とおりいっぺんの対応ではなく、参加者一人ひとりに寄り添ったホスピタリティ溢れる対応をすることで、

お客様の満足度は格段にアップし、ロイヤリティも高まります。

優れた顧客体験(カスタマー・エクスペリエンス)というのは、

こういった細部の気配りから生まれるのではないでしょうか。

イベントのみならず、みなさんが食事会の幹事などをされる際にも、

お客様にあった食事を手配できるように心がけておくといいでしょう。

では、またの機会に!

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