イベント会場で楽曲を使用する上での注意点とは

先日、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)が、音楽著作権の手続きをしていない飲食店など258施設にBGMの使用料の支払いなどを求め、15都道府県の簡易裁判所に民事調停を申し立てたという発表がありました。

これはどういうことかというと、著作権には演奏権という権利があり、施設でCDを流すという行為が演奏権の侵害になります。法的にはCDを再生するということで、演奏していることになるそうです。

どうしても施設でCDを流す場合は、本来であれば作曲家さんや作詞家さんに連絡をとって使用料を決め、お支払いしCDを流すという流れになります。でも、これは現実的には不可能ですよね。そのために音楽著作権協会があり、著作権使用料の徴収、権利者への配分を行っているのです。

そこでです!みなさんは、展示会会場やセミナー会場などでCDなどの音源が流れているのを聞いたことがありませんか。果たして、これはOKなのか、はたまたNGなのか。・・・はい、もちろんこちらもNGとなります。では、それぞれの会場で音楽を使用する場合の注意点をご紹介します。

展示会で音楽を流す場合

展示会で市販のCD音源を再生する場合、展示会の入場料や来場者数、演奏時間などにより使用料が変動してきます。ここでよく使われるのが「著作権フリーのCD」を流すという手法です。よく展示会を回っていると「あれ?この曲聞いたことがあるな」ということがよくあります。著作権フリーのCDを使うことによるメリットは、申請関連の作業をしなくてよいという点です。デメリットとしては、CDそのものが高い!あまりいい曲がない!という点でしょうか。

以前とあるアイドルのレコード会社にCD音源を再生したいと電話すると「コラボしていると勘違いされるおそれがあるため、曲名やグループ名を紹介してから流すのはNGです」と言われたことがあります。CD音源を再生する手続きというのは場合によってはかなり面倒なこともあります。

まあ、不特定多数の方が集まる展示会では某協会から摘発される可能性も多々ありますので気をつけましょうね。

セミナー、パーティー会場で音楽を流す場合

完全招待制でクローズドのイベントだと関係ないだろう、と勘違いされている方も多いのですが、実はこちらも関係があります。セミナー、パーティー会場で流す場合は会場の面積、流す曲の順番等を申請する必要があります。また、先の項でも触れましたが、レコード会社の許可がいる場合もあるので気をつけましょう。

まとめ

以上のように、イベントで音楽を使う場合はいろいろ手続きと使用料が必要になります。大切なお客様をお招きするイベントで、音楽著作権協会に摘発されたら目もあてられないですからね。いろいろと気をつけましょう。一番簡単な解決方法としては自作する!という手法があるのですが、無論私は作曲できないので無理です。

また余談ですが、音楽著作権協会とレコード会社の許可をとり、使用料を支払った上でCDを流し、会の模様を某動画サイトにUPしたところ、音声が全部カットされたということもあるのでこのような場合も注意が必要ですよ!ではでは。

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